雇用調整助成金という、国の制度がある。
減産などで人員が余剰となった企業に対し、解雇でなく、休業や出向などで雇用維持を図ってもらおうと国が休業手当などを助成する制度。
引用:用語集 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この制度で首が繋がっている人は半端じゃなく多く、完全失業率だけでは本当に「仕事が出来ない」人がどれだけいるのか見えてこないという話を、今日のニュースでやっていた。
それでふと考えてみると、日本はアメリカに比べると失業率低いんだな、なんて私はのんきに考えていたけれど、それは大間違いだったと気がついた。
雇用調整助成金は、休業者の給料の大部分を保障してくれる。
だけど全部じゃない。いくらか会社の負担はある。
それでも、なんとか人を守ろうとする。
これはきっと日本的考え方だ。
アメリカなら、例えこんな制度があっても迷わず首を切る会社が多いだろう。
完全失業率の差は、実はお国柄の差なんじゃないかと思い至った。
もちろん、私はアメリカ政府の雇用政策なんてさっぱり知らないので、全然とんちんかんなことを言っている可能性もあるけど。
だが恐らく、失業者と雇用調整助成金で首を繋いでいる人を合わせれば、アメリカの完全失業率と良い勝負になってくるはずだ。
今になって書けるが、私もこの制度で首が繋がれていた一人だった。
おかげでこの半年間、社会人としての実務経験を得ないまま、終いにはリストラに遭ってしまったわけで。ものすごく理不尽な話で、以前書いたように会社に恨みがないというのは本当だけれども、とても怒ってはいる。だけど、今はただ、前向きにいようとしている。
会社は雇用保険はちゃんとしていたので、失業保険の受給資格は、会社都合の退職であるために6ヶ月の最低ラインをギリギリ満たす。ここまで居させてくれたのが、せめてもの救いというやつだ。
ハローワークの登録用紙には、職務経験の欄に、ずっと教育訓練しかしていませんというのを素直に書いた。
むしろ、それしか書けない。
ハローワークの職員は、それについて何も聞かなかった。たぶん、私のような人は珍しくない。
リストラに遭ったと言うと、みんな「それは酷い」と言い出すのだけれど、入社時からの状況が状況なので、ずっと転職のことを考えていた。だから、私にとって今の状況は、決して大打撃と言うほどでもない。
ただ、頑張って働いている友人たちを見るときに、ひどく虚しくはなるのだけれども。
だけど今、不景気という要因によって、のほほんと生きてきた私の人生のリセットボタンが押された。長期決戦の始まり。
なんだか、ブログを書いているうちに決意文になっちゃった。
ま、いっか。